感染者の60％が死に至る？！新種のカンジダ症出現

抗真菌薬の効かない、新種のカンジダ症
カンジダ症の治療に通常使われる主要な抗真菌薬１～３種に耐性があるだけでなく、
感染者の６０％がなんと死に至るという新種のカンジダ症に対し注意喚起されています。


その名は 『Candida auris』
『Candida auris』 カンジダ オーリスと読んだらいいのかしら？？
「Candida auris」は、人間同士の接触で感染するだけでなく、カンジダ菌が付着した物からも感染するというヤバさ。
これまでのカンジダ症となるカンジダ属の菌たちとは異次元のモンスター、カンジダオーリス。

新型のカンジダ症　カンジダオーリスが2009年初めて発見されたのが日本だということにもオドロキ。
その後、韓国、インド、南アフリカ共和国、クウェート、パキスタン、コロンビア、ベネズエラ、イギリスで
確認されていて、イギリスの疾病対策センターは、現在はアメリカで注意を呼び掛けているとのこと。


入院施設や介護施設でも、定期的な患者のスクリーニングや汚染除去、時に隔離治療を行うなどの
感染管理の徹底改善が必須となり、院内感染を完全に防ぐことは困難だというから恐ろしいです。

いかに免疫を高めるか、そのためには腸内フローラの好状態を維持し続けるかがカギとなりそうです。
“２１世紀は腸の時代” といわれているのも頷けます。


対策法は･･･？！
推奨紹介されている対策としては、一般的なカンジダ症対策にもあるような内容しかなく、
カンジダオーリスの場合はヒト・モノ感染もあり得ることからインフルエンザ対策同様に、
うがい・手洗い・消毒につきます。
問題は、現在のところ治療法も確立されていない状況下において、薬も効かないレベルでは
罹ってからでは既に遅いということですので、他の感染症においても発症する人、しない人では、
抵抗力・免疫力に差があるように、こちらにおいても普段からの心掛けは大事なのではないでしょうか。


猛暑にビールはたまらない美味しさがありますが、ビール：イーストはカンジダ菌が増殖する格好のエサです・・・
無論、アルコール全般にもいえることです。
お盆期間、飲み会で盛り上がったり、或いは外食や市販のお惣菜で楽したりとカンジダ菌が異常増殖するスタンバイが整いつつありますから気を付けましょう。
良い菌を補うことも忘れずに。

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